全体運

【因果応報】嘘みたいな本当の話。


2011年に起きた、運命の巡りあわせともいえるべき奇跡の出来事をご紹介したいと思います。

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ある消防士が、事故により炎上していた車の中から決死の覚悟で救出したその人は、その消防士が生まれたばかりの時に命を救ってくれた医師だったのです。

事故

2011年3月29日、マイケル・シャノン医師は、カリフォルニア州デイナポイントの道路をSUVに乗ってドライブしていた時の事です。
突然トレーラートラックが突っ込んできて、SUVの横っ腹に突き刺さったのです。

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消防士たちが駆けつけた時にはすでにSUVは炎に包まれていており、シャノン医師は足にひどい火傷を負っていて動けない状態です。
急いで火を消し、救出装置を使ってシャノン医師を助け出し、病院へと搬送しました。
重傷を負ったシャノン、しかし奇跡的になんとか回復し45日後に退院したのです。

そして驚愕の事実が…

驚愕の事実

シャノン医師を助け出した消防士の中に、オレンジ郡の救急医療隊員であるクリス・トロッキーがいました。
トロッキーは30年前、この医師によって命を救われていたことが分かったのです。

トロッキーは生まれたとき、体重がわずか1451グラムしかない未熟児だった。生きられるのは50%の確率だと言われていたのですが、担当の小児科医だったシャノン医師が、容体が安定するまで24時間ずっとそばについていてくれて、トロッキーの命を救ってくれたのです。

「病院に行って、話をするまで救助した相手がドクター・シャノンだということは知らなかったんだ。思わず”え、あのドクター・シャノン?”という感じだった」。そう語るトロッキー。

 「自分が命を救った子供たちが全員成長してくれるだけでも嬉しいのに、そのうちのひとりが本当に助けが必要な緊急時に命を救いに来てくれるなんて、驚き以外のなにものでもない」とシャノン医師は語りました。

そして、奇跡はこれだけでは終わらないのです。

さらなる奇跡

その2人がつい先日、小児ガン研究の為の資金を集めるチャリティーイベントで、偶然にもまた再会を果たしたのです。
シャノン医師の救出後、4年たって再び出会った場所が、やはり人の命を救う為のものだったのも、なにかの運命なのではないでしょうか。

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このパーティでは、資金を集めるために賛同者は頭を剃って坊主にすることになっていました。
トロッキーも小児ガン患者を救うため、頭を丸めていたのです。

頭を丸めたトロッキーは誇らしげにこう語った。「とてもいい気分だよ。シャノン医師にお願いして、今度は僕の息子のかかりつけ医になってもらうことにしたんだ」。このパーティーでは30人が頭を丸め、1万2000ドルの資金が集まったという。

終わりに

人生で最大のピンチに陥ったとき、そこに現れるのはヒーローでもなく、正義の味方でもなく、自分がかつてした行いの結果による何かなのかもしれないですね。
徳を積むと言うことはこういった事ではないのでしょうか。

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