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梅干しの種の中には天神様がいる!?この言い伝え知っていますか?


「梅干しの中には神様がいるんだよ」と教えられた方っていますか?

今はそんなに聞かなくなったこのお話ですが、昔は親からそのように言われてきました。
今では梅干しの種を割って中身を食べるという人さえ少なくなったと思います。
「梅干しの種を割ると食べられる物が中に存在するの?」と驚く人もいるかと思います。この梅干しの中の「天神様」」について詳しく紐解いていきたいと思います。

種の中身は「仁」と呼ばれている

  IMG_2389 種の中身の事を「仁」と呼ばれています。
有名なのは杏の種の中身を使っていたので「杏仁豆腐」と呼ばれているのです。
今の杏仁豆腐はアーモンドが主に使われているようですが、かつては本当に杏の種の中身を使っていたようですね。
種の中身の正式名称は「仁」と呼ばれますが日本では「天神様」の俗称のほうが有名ですね。

なぜ「天神様」と呼ばれるのでしょうか?

  IMG_7472 神道、天神信仰の象徴である藤原道真がこよなく愛していたのが梅でした。
藤原道真の死後その彼が愛した梅の中心には「天神様」が宿っていると信じられるようになったのです。
天神様と呼ばれる所以はわかったのですが、そんな神々しいものを食べていいのでしょうか?それとも食べてはいけないのでしょうか?

もし食べるなら3年以上つけた梅干しを

  88b9e2ea1a1ae23e9dbf699f88334a06_s 梅干しの種の中身、天神様には胃腸の中で青酸に変わるという成分が含まれています。
とても危険に感じるかもしれませんが、それは生の梅に含まれる成分で梅干しを漬けていくと無くなっていきます。
3年以上つけた梅干しなら問題は無いようなので食べたことが無い人は一度チャレンジしてみるといいかもしれません。
がんばって奥歯で割ってみましょう。

よく漬かった干しの天神様は栄養満点

  a6c63f72d6b366ddf34e59a657044197_s 梅干しの種の中の天神様、よく使った梅干しなら安全な上に、抗菌作用や整腸作用があるというとても身体に良いものとなっています。
抗菌作用が強いので食中毒の予防にもなりますし、ビタミンB17が豊富でガン予防にも優れているそうです。
こんなに素晴らしい成分がある天神様なので神からの授かりものとしてありがたく食するのが良いようですね。

■関連ツイート■

 

終わりに

  昔は梅干しの種を奥歯で噛んで天神様を食べていましたね。久々にまた天神様を食べて神様からの栄養を頂いてみてはどうでしょう。
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