みなさんは、自爆テロから学校と同級生を守った少年の話をごぞんじでしょうか?
2014年1月、パキスタン北西部ハングー地区の高校で、自爆テロから学校と同級生を守った15歳のあどけない少年が巻き添えで死亡しました。
この少年はアィティザーズ・ハサンくん。
実はハサンくん、この日は遅刻が原因で、朝礼に参加できず、同級生2人と校門の外に立たされていたのです。
すると学校の制服を着た男が近づいてきたのです
男は見たこともない顔で20歳から25歳ぐらいに見えたそうです。
同級生の1人が「制服の下に変なベストを着込んでいる。自爆テロ犯では」と叫んで逃げようとしました。
。
しかしハサンくんは違ったのです…!
体力に自信があるハサンくんは「僕が確かめてくる」と言って、校門から約100メートル離れたところで男を取り押さえたのです。
すると男は…ベストの起爆装置を引いしまったのです…
ハサンくんは病院に運ばれたが、亡くなりました。
この地域は少数派のイスラム教シーア派が暮らしている。「Lashkar-e-Jhangvi Ali Sufyan」はシーア派住民を狙ってテロを繰り返していたのです。
パキスタンでは宗派対立が激化しており、国際テロ組織アルカイダやイスラム原理主義組織タリバンに関連するスンニ派武装組織がシーア派の集まりを襲撃する事件が多発しています
ハサンくんの父親はアラブ首長国連邦に出稼ぎに行っており、息子の死について地元メディアに「崇高な理由で自分の命を投げ打ったことを誇りに思う。殉教だ」と話したそうです。
ツイッターの声
15歳の少年が自爆テロから学校守ったとかイケメンすぎる
— す(ばる) (@raha_sbr) 2014, 1月 17
自爆テロから多くの子供を守った少年のこと。その死は無駄ではなかったと、讃えることも、言い聞かせて納得させることにも違和感。あってはならないこと、のひとくくりにするよ、あえて私は。彼の命は誰かのためにさしだされて感謝されて終われるほど軽くはなかったはず。生きてこそ。
— ナオミ (@nao73714) 2014, 1月 11
パキスタンの高校で今月6日、自爆テロから学校と同級生を守った15歳の少年が巻き添えで死亡した。と言うニュースを読んだ。遅刻して正門前に居たところ、学校の制服を着た不審者を見つけ取り押さえた時に犯人が爆破スイッチを引いたらしい。
— 大和路 (@yamatoji0017900) 2014, 1月 10
テロから学校を守った少年の死
15歳の学生が学校校門で自爆テロから2000人の学生を救ってテロリストと一緒に亡くなったとのニュースを見た。
涙が出てくる。
テロリストがいなくなることを心から強く願う。
— V3 (@Masa82192800) 2014, 1月 10
パキスタン北西部ハングー地区の高校で6日、自爆テロから学校と同級生を守った15歳のあどけない少年が巻き添えで死亡した。自らの命を投げ捨てて、生徒2千人の安全を守った少年の英雄的な死が感動を呼んでいる。続きを読む
— 高橋知美 (@takatomomi_) 2014, 1月 9
終わりに
自らの命を投げ捨てて、生徒2千人の安全を守った少年の英雄的な死に同情が集まり、ソーシャルメディアで世界中から「少年に勲章かメダルを」という声が寄せられています。
人の為に自らの命を投げうる覚悟が出来るこの少年の心意気を見習いたい物です。
普段から徳を積んでいた彼だからこそ出来た行動なのでしょう。