海外のチャイニーズレストランに行くとお会計時に必ずと言っていいほど供されるのが「フォーチュンクッキー」です。
四つ折りのせんべいの中に占いの紙が入っているもので、もちろんクッキー部分はおいしく食べられるのですが、あくまでも中の占いを見るのが目的のクッキーですね。
中国ではフォーチュンクッキーというタイトルの映画があったりと完全に中国が発祥だと思っていたのですがどうやら中国ではないようです。
フォーチュンクッキーを口にしたときに懐かしい味がしませんでしたか?
フォーチュンクッキーは日本が発祥だった
アメリカで日本庭園を設計していた日本人萩原眞がせんべいを二つ折りにしてその中にメッセージ容姿を入れて来客に供していたとのことでした。第二次世界大戦後それがアメリカの中華料理店に広がっていき、今ではあたり前の光景になったとのことです。
確かに中国本土ではフォーチュンクッキーという文化ないので中国が発祥というわけではなさそうです。
日本人のおもてなしの心が生んだフォーチュンクッキー
日本人の萩原眞がアメリカでフォーチュンクッキーの原型を来客に供していたという話はしましたが、特許の申請などはしていなかったのでこの萩原眞という人が有名になることはありませんでした。しかしながらそのおもてなしの心、お客さんに喜んでほしいと思う心がこの素晴らしい文化を生み、広がっていった要因だと思います。いい事ばかり書いているわけではありません。
フォーチュンクッキーに入っている紙は小さいので、日本のおみくじとは違い大体が1文ぐらいの短い言葉が書いてあるぐらいです。「明日はいい天気」といったようなポジティブな言葉が書いてあることが多いのですが、時には「愛はお金で買える」とか「あなたの恋人は浮気中」といったことも書いてあるのが面白いですね。
悪いことが書いてあるときの方がかえって印象的だったりします。
食後のちょっとした話題になるのが素敵ですね。
様々な文章が書いてあってとても面白いフォーチュンクッキーですが、悪い事やよく意味がわからないシュールな事が書いてあった方が後々の話題としておもしろいですよね。悪い文章だけどポジティブな要素を必死に探したり、シュールな文章の本当の意味を探りたくなったりと食後の会話を弾ませてくれます。
そういう意味でフォーチュンクッキーってとても面白くて素晴らしい文化ですね。
■関連ツイート■
フォーチュン・クッキーって知ってる?アメリカの中華料理屋でよく出される、おみくじ入りのお菓子だよ。でも発祥は日本で、中国にはこんなものないよ。
— フラス子 (@flask_bot) 2016年5月16日
初めてのフォーチュンクッキー( ̄▽ ̄)
— 知(とも) (@77gyao_tomo) 2016年4月8日
フォーチュンクッキーの発祥ってどこだっけ? pic.twitter.com/SNqUMBgXwq
フォーチュンクッキーが日本の辻占煎餅が発祥だったのは知らなかった・・・。どの国の人間も考えることは同じだなー程度に思っていたが
— [智絵里に投票ありがと㌠]マトバP (@MA108P) 2015年10月28日
知らなかった!サンフランシスコの日本人が発祥なんだ〜。 RT @okon680: 中国じゃない フォーチュンクッキーは元々日本の正月菓子 http://t.co/WKaWDqbA5G #スマートニュース
— ちの (@chinoboo) 2015年6月20日