セレンディピティとは、運を掴み取る能力の事。「引き寄せの法則」と関連していますね。しかし、この言葉が一人歩きをし、間違った理解をする人も見られます。そこでセレンディピティの基礎知識と鍛え方をまとめてみました。
セレンディピティの定義
ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のことを言います。「棚からぼたもち」ではなく一生懸命に努力した結果、得られる素敵な偶然がもたらす幸運のことです。ひとつは経験の豊富さであり、もうひとつは経験から意味を見出す能力と言われています。世の中には、実はチャンスがいっぱいあふれていて、目に見えないだけで、そこにもあるしここにもあるということです。
セレンディピティを磨くには?
前提条件・幸せになるためのモノ(アイデア)を発見することも、能力を鍛えることで可能になる。幸運は努力や自分に運があると思っている人に、引き寄せられる。「セレンディピティ」は「行動・気づき・受容」のバランスで生まれる。その3点です。
ちなみに、セレンディピティのおかげで存在している便利なものとして、文房具のカッターがあります。当時は紙を切るためにカミソリを使い、すぐ切れなくなって困っていましたが、偶然板チョコを割って食べる人を見かけ、板チョコのように刃を折れるようにすればいいとひらめいた所から作られました。
考え方
物事を見たときに、それを面白く発展させるにはどんな方法がありうるのか、ということをストイックに問い続けることが大事。
何かに出会うためには、まず「行動」し、何かに出会ったら、その出会いに「気づく」ことが重要。自分が出会ったものを「理解」して、最後にはそれを「受容」しなくてはならない。
出会ったものが、自分の今までの価値観、世界観と相容れないものであっても、それを拒絶してはならない。受け入れて、自分が変わらなければならない。
見ささいに思えるような出来事でもよく観察し、何が起こっているのかを認識して、理解し、受容することが大切。
無努力ではセレンディピティは訪れぬ。出会いの感性を磨かなければ何も向こうから幸運は訪れない。
関連ツイート
録画していた『アナザースカイ』の祐真キキさんも、また素敵だなぁ。
茂木健一郎さんも仰ってたけど、
「セレンディピティが起こる唯一の方法は具体的な行動を起こすこと」そうなのよね。一歩踏み出すと次の扉が待っている。
— 新見文 (@soleil_aya) 2016年6月14日
モートン・マイヤーズ「セレンディピティと近代医学」
セレンディピティによって発見された医学知識を紹介する本。現在重要とされてる知見も発見秘話は偶然に溢れすぎてて読んでるとなんか足元が危うくなってくる。文明再建に一番重要なのは知識なんだなって分かる本 #本棚のやつ— リョージィ@ストランゴル王を守り参らせよ (@ryozy13) 2016年6月11日
人間社会の未来に必要な 「セレンディピティ」 という概念 https://t.co/LPOBOqvT7n
— シミュラークルとリベラルアーツの交差点 (@babelno) 2016年6月4日
そういった意味でセレンディピティてのはどちらも重視されるのかもしれない。時代を読み、来たるべき時に備えておくことが重要なのかも。
— IT係長 (@FaM_IT) 2016年6月3日
まとめ
セレンディピティは科学によって発明された偉大な発明品が注目され勘違いしますが、日常の小さな発見もセレンディピティです。大きさは人それぞれ。それが積み重なる事で強運を掴むことが可能になります。あなたもセレンディピティを鍛えてみてはどうでしょうか?