2015年11月13日。
世界を驚愕させた恐ろしい事件が起きました。
フランス、パリ同時多発テロ事件です。
それから1日経った朝…
パリ中心部、最も多くの犠牲者を出したバタクラン劇場前に、一台の簡易ピアノを引いた自転車がやってきました。
警察の規制線が敷かれたその横にピアノを降ろすと、男性は誰もが知るあの“平和”を象徴する曲を演奏しました。
人類の平和を願ってジョン・レノンが歌った『イマジン』です。
この瞬間、その場にいた誰もが気持ちを一つにして犠牲者への追悼の意をかみしめていたことでしょう。
それに、驚くことにこの男性はなんと、ドイツ南部に住んでる方なのです。
テレビが映し出す信じられないようなパリの光景を目にし、いてもたってもいられず、車にピアノを積み込んだ彼は、パリまでの400マイル(およそ640キロ)を一晩で走りきったそうです。
そんな彼の行動は瞬く間に世界に知れ渡り称賛されました。
ツイートの声
CNNの中継。パリのテロで襲われたBataclanのすぐ側、報道陣エリア?の中で、グランドピアノでジョン・レノンのイマジンを演奏してる人がいるらしい。
— Yuko4Morioka (@y_tupelohoney) 2015, 11月 14
音楽で世界は変えられないがひとりひとりの意識は変えられる
とはよく言われますが、音楽だからできることもきっとあるはず。
イチ音楽好きとしての願いです。 / 【感動】車でピアノを持参し、パリで「イマジン」…
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— tahara 【TANPAN】 (@tahaaaaara) 2015, 11月 19
パリでの追悼で一般人がピアノもちこんでイマジンを弾いたってのを聞いたけど、ちょっと複雑な気分だな。という事を考えつつ今日は「拝啓ジョンレノン」を聴きながら帰宅しました。
— やまざきちひろ (@_ONAMASTER_) 2015, 11月 20
フランスでのテロ
個人としては色々思うことがあってはっきりとした意見が持てなかった。絶対に平和であることが良いと思うし、報復を報復で返すのは不毛でしかない。だけど、誰が悪なのか分からない。
パリでイマジンが流れていて、すごく心が動いたけど、どの方向に動いたのかは分からなかった。
— いっと' (@One_and) 2015, 11月 17
終わりに
誰かの為に立ち上がれる勇気。
パリの街に鳴り響くイマジンはきっと天国の犠牲者の元にも届いてることでしょう。