「オキシトシン」というホルモンの名前を聞いたことがありますか?最近、テレビでも紹介され話題となったこのホルモン。出産や母乳の分泌に必要不可欠な物質ですが、じつはそれだけではないスゴい働きをしてくれるホルモンなのです。人間関係を円滑にし、パートナーともラブラブになれる魔法のホルモンなんです。今回は、そんなオキシトシンの効能についてなどなど、まとめました。
「オキシトシン」とは一体何か?
オキシトシンとは、脳内で合成・分泌されるホルモンです。末梢組織で一部筋肉の収縮を助ける働きや、中枢神経内での神経伝達物質としての働きを担っています。出産に深く関わる、女性と密接なホルモンとされてきましたが、近年の研究では男性にも普遍的に存在することが明らかになりました。子供やペットを撫でているとき、また子供の頃誰かに撫でられているとき、安心感やなんともいえない満ち足りた心地が胸の奥から沸き上がってきた経験はありませんか?これこそがオキシトシンの効果です。「情緒を安定させて人間関係を円滑にする」という、どんな人にとっても大切な働きであることが、分かってきたのです。
幸福感、女子力アップ効果も
オキシトシンが分泌されると、脳は安らぎを感じます。不安な気持ちを押さえて情緒を安定させ、自律神経を整えて、「安心できて心地よい」という感覚を促すのです。また分泌されると痛みに対する耐性が増し、精神的ストレスも緩和されます。オキシトシンは接している相手への親近感を抱かせる作用があります。母の愛は無償とよく言いますが、これは分泌されるオキシトシンの働きによるものも大きいのです。他者に対して寛容になり、穏やかな気持ちを保ちます。
オキシトシンには心拍数を抑え、血圧の上昇を防ぐ効果があります。怒ると頭に血が上ると言いますね。怒りを和らげるオキシトシンは、ちょうど真逆の作用をするのです。
オキシトシンを分泌させるには
オキシトシンには嬉しい性質があります。それは「増やした分だけまた増える」というポジティブなスパイラルです。オキシトシンの分泌は、愛撫・抱擁などの皮膚接触や、性交渉による子宮頸部への刺激などで促進されます。
頭を撫でる・撫でられる。赤ちゃんを抱く。恋人とハグやキスをする。
しかし、分泌はとくに恋愛行為である必要はありません。恋人同士が触れ合うのと同じくらいにオキシトシンが分泌されるのは、たとえばこんなとき。
ペットと触れ合う・家族団らんで食事する・友達とおしゃべりする・友達とハグする。要は、好感を抱く相手との交流で分泌されるのです。会話だけでもかまいません。注意点は、嫌いな人との接触は自分にとって不快でしかないため、オキシトシンが分泌されることはありません。「かわいい」「きれい」など感動を言葉にするのも効果大。心を動かし、感動するのもオキシトシン分泌の方法。
心を動かすことの一つとして、恋愛要素のある物語に触れることも効果的です。ドラマチックな物語に触れると、人は想像力を羽ばたかせ、その想像が脳を刺激しオキシトシンを活発にしてくれるのです。
関連ツイート
昨日から彼氏ほしい現象にかられてる!めずらしく!!!
オキシトシン!!!!!!— りゃみちゅる (@naaami212) 2016年9月18日
【キスで分泌される脳内物質】
・エンドルフィン(気分を高揚させる働きを持つ)
・オキシトシン(癒しを与えてくれる)
・セロトニン(幸福感をもたらす)
・ドーパミン(快楽を感じさせる)
・アドレナリン(興奮状態にする)— お役立ち医学豆知識 (@medical_mame) 2016年9月17日
【セックスすると得られる効能】
❤自尊心を高めます:自尊心を上げるためにセックスをする人も多いようです。
❤恋人と親密になる:オキシトシン、別名ラブホルモンというホルモンの分泌を促し、それによって感情が盛り上がり、心が通じ合うのよ。— R31指定❤紫の毒吐く美女 (@fujikeito1031) 2016年8月16日
食事・睡眠・エッチに適した時間?・・・ 夜6時間、昼2時間、という形で睡眠を分けて取るのが、身体にとってはベストなのだそうです。エッチに適した時間は「ラブホルモン」の分泌が盛んになるのは朝。ジョギングするなら、朝よりは一日の終わりの方が良い。ヨガなどは朝起きてすぐが最適
— 健康と美容に関する情報_BOT (@kininarujohobot) 2016年9月14日
まとめ
このように、ちょっとした行動でオキシトシンの分泌量は増やせます。母性本能・愛情本能を刺激し、コミュニケーションを円滑にするオキシトシン。憧れのあの女性のように、あなたも毎日ハッピーに過ごしてください!