厄除け

千羽鶴に込められたパワー。鶴の縁起に良さにあやかりましょう。


日本で鶴は亀と並んで縁起の良い生き物とされています。
入院したときに折り紙で鶴を千羽作り糸でくくった千羽鶴を送って回復を祈願すると言う日本独特の風習があります。
昔から千年生きると言われている鶴を折り紙で1つ折ると寿命が一年延びると言われており、1000羽折ることで願いが叶うと言われています。
日本では平和のシンボルであり縁起が良い生き物であるとされている鶴ですが、最近は千羽鶴を送ると言う行為も減ってきてしまいました。
鶴の縁起の良さと人の強い願いが込められた千羽鶴について語ってみたいと思います。

鶴の寿命は千年と言われています

  d4655887e8b8ae639c3cea99531806a6_s 日本では鶴の寿命は千年と言われ続けています。
もちろん本当に千年生きるわけではないですが、長寿の象徴として言い伝えられています。
鶴は千年生きると言われているので、千羽鶴で言えば1羽で寿命1年分という事ですね。
鶴を千羽も折るには何十時間も必要になってきます。
その長い時間祈りを込められた千羽鶴なので入院した人への贈り物としては最適なんですね。

非核の象徴。平和の象徴である鶴

  34b7138619bd84bb1f8776e4450d1785_s 「原爆の子の像」のモデルになっている佐々木貞子さんは被ばくにより12歳にして白血病になってしまいました。
一日でも長く生きたいと言う願いを込めて毎日薬の包み紙などを使って鶴を折り続けたそうです。
その願いは日本国中を動かし、国内外から募金が寄せられたそうです。
このことから千羽鶴は平和の象徴、非核の象徴としても日本で有名になりました。

最近は千羽鶴を作る人がいない

  ae8d3bf8cc54c4be4bd45fbe38ecd08e_s 最近は知り合いが入院しても千羽鶴を送る人は少なくなりました。
昔は病院内でちらほら見かけたのですが、今はもうあまり見ることはないですね。
本屋ゲーム機など入院したときに現実的に必要なものを送ることが多く、千羽鶴のような後の処分に困ってしまうものは送らなくなってしまったのでしょうか?
人の願いがこめられた千羽鶴なので今一度その良さを見直してほしいものです。

室町時代より愛される鶴の折り紙

  495aeae42f1aae49d376aa55b7738249_s 折り紙でまず最初に覚えるのは鶴と言うぐらい基本中の基本です。
フォルムの美しさから今では日本だけでなく世界中で愛されるようになった鶴の折り紙。
今では「オリガミ」と言えば日本以外でも通じるようになりました。
千羽鶴は自分のためではなく、知人の健康や長寿を祈り、願いを込めて折るものなのでとてもパワーが強いのです。

■関連ツイート■

 

終わりに

  作った人の願がかけられた千羽鶴ですが、お守りとは違うものなのであまり気を使わず、退院後用を終えた千羽鶴は自宅に飾っておくも良いですし普通に処分してしまっても大丈夫ですよ。
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