特に病気でもなく睡眠時間も普通なのになぜか眠気が強かったりやる気が出ない日ってよくありますよね。
このような原因が分からず調子が悪い日は仕事や家庭のちょっとしたことでイライラしてしまい、より悪い方向に行ってしまいがちです。
だいたいこのようなケースの場合は「疲れが溜まっている」、「ストレスが蓄積されている」といった理由で片付けてしまいがちですが、もしかしたら腸や脳内で分泌される「セロトニン」とう物質が不足しているかもしれません。
この「セロトニン」は別名「幸せを感じる物質」と呼ばれており、このセロトニンを増やすことで日々のイライラや不調を軽減できるのです。
今回はこのセロトニンについて解説しますので、毎日の生活に少し疲れてきたと思っている人は参考にしてみて下さい。
幸せを感じる物質「セロトニン」とは
「セロトニン」といきなり言われてもなじみが無いかもしれませんが、この物質は脳内の神経伝達物質の一種でこの物質が安定して分泌されていると満足感や心地よさを感じ取ることができると言われています逆にセロトニンが不安定だとイライラやストレスを感じやすくなるのです。
このセロトニンのほとんどは体内の腸に存在しているのですが、全体の約2パーセントと言う少ない量のセロトニンが脳内に存在し、これらのストレスコントロールをしているのです。
脳内のセロトニンが少なすぎるとストレスを感じてしまうのはもちろんですが、多すぎても気持ちのバランスが崩れてしまいますのでこの物質はバランスよく存在していると良いと言われています。
食生活でセロトニンを増やす
毎日外食やジャンクフードばかりを食べているとストレスが溜まりやすかったりヒステリーを起こしやすくなってしまう原因の一つに、「脳内のセロトニンが不安定になる」というものがあります。ちゃんと健康的な食生活を送れば脳内のセロトニンは安定しますので、バランスの良い食生活を心がけましょう。
セロトニンを安定させるためにはセロトニンを構成する「トリプトファン」という物質を多く含んだ豆腐や納豆などの大豆製品、乳製品、にんにくと言った食材を摂ると良いでしょう。
「トリプトファン」は体内で生成することが出来ず食材から取り入れるしかないので、毎日バランスの良い食生活を心がけるようにしたいですね。
早寝早起きを心がけること
毎日夜更かしなどをせずにしっかりと早寝早起きをすると言う事も脳内のセロトニンを安定させるためにはとても重要なことなのです。十分な睡眠をとることができると脳内に睡眠ホルモンであるメラトニンが眠っている間に作られます。
このメラトニンが日中に幸せ物質であるセロトニンを作る助けをしてくれるのです。
睡眠時間ももちろん大切ですが、深い睡眠ができるかどうかといった環境づくりもとても重要になります。
セロトニンは日中作られる
幸せ物質であるセロトニンは日が昇ってから日中に活発になり、夜になると分泌が収まっていくと言われています。そのため日中はなるべ太陽の光に当たるようにして体内時計を常に正常にしておくとセロトニンの分泌状態が良くなります。
また日の光を浴びながらウォーキングやサイクリング、といった軽い運動も脳内を活性化させセロトニンの分泌を助けてくれると言われています。
■他関連ツイート■
セロトニン
— 化合物bot (@kagoubutsu_bot) 2016年9月12日
神経伝達物質のひとつ。体内では必須アミノ酸のトリプトファンから誘導される。睡眠や体温調節・心身の安定に関係するとされている。 pic.twitter.com/Q6sz1oUnRN
ウォーキングは脳も活性化してくれます。歩き始めて15分以上経過すると、幸せを感じる脳内物質「セロトニン」が分泌され、少々の落ち込みも解消し、すっきりリフレッシュします。
— ♡女子力アップの秘密♡ (@beauty_info111) 2016年9月13日
起きて朝日を浴び、眠るときは部屋を暗くすることで、昼は幸せホルモンといわれるセロトニンが増え、夜はしっかりメラトニンが分泌するのでいいことづくしですね。それが難しい生活の人は、これらの前駆体(ホルモンを作る材料)のトリプトファンの多い食べ物を摂るのもいいようです。
— emina_胚培養士 (@emina_wish) 2016年9月12日
写真は今朝のものですが、和食を食べるのは和室、みたいな◎
— 三裏はジッポを紛失した双極orz (@uraAnima) 2016年9月12日
セロトニンは幸せホルモン、心の安定を図るものでもあります。
だからセロトニンフードは食べる安定剤にもなり得るのか。
凄いね和食、質素でもセロトニンだらけだから(●´ー`● pic.twitter.com/xa2X5rKVxV