「梅干しの中には神様がいるんだよ」と教えられた方っていますか?
今はそんなに聞かなくなったこのお話ですが、昔は親からそのように言われてきました。
今では梅干しの種を割って中身を食べるという人さえ少なくなったと思います。
「梅干しの種を割ると食べられる物が中に存在するの?」と驚く人もいるかと思います。この梅干しの中の「天神様」」について詳しく紐解いていきたいと思います。
種の中身は「仁」と呼ばれている
種の中身の事を「仁」と呼ばれています。有名なのは杏の種の中身を使っていたので「杏仁豆腐」と呼ばれているのです。
今の杏仁豆腐はアーモンドが主に使われているようですが、かつては本当に杏の種の中身を使っていたようですね。
種の中身の正式名称は「仁」と呼ばれますが日本では「天神様」の俗称のほうが有名ですね。
なぜ「天神様」と呼ばれるのでしょうか?
神道、天神信仰の象徴である藤原道真がこよなく愛していたのが梅でした。藤原道真の死後その彼が愛した梅の中心には「天神様」が宿っていると信じられるようになったのです。
天神様と呼ばれる所以はわかったのですが、そんな神々しいものを食べていいのでしょうか?それとも食べてはいけないのでしょうか?
もし食べるなら3年以上つけた梅干しを
梅干しの種の中身、天神様には胃腸の中で青酸に変わるという成分が含まれています。とても危険に感じるかもしれませんが、それは生の梅に含まれる成分で梅干しを漬けていくと無くなっていきます。
3年以上つけた梅干しなら問題は無いようなので食べたことが無い人は一度チャレンジしてみるといいかもしれません。
がんばって奥歯で割ってみましょう。
よく漬かった干しの天神様は栄養満点
梅干しの種の中の天神様、よく使った梅干しなら安全な上に、抗菌作用や整腸作用があるというとても身体に良いものとなっています。抗菌作用が強いので食中毒の予防にもなりますし、ビタミンB17が豊富でガン予防にも優れているそうです。
こんなに素晴らしい成分がある天神様なので神からの授かりものとしてありがたく食するのが良いようですね。
■関連ツイート■
梅干の種の中身って天神様っていうんだ
— ここりついーと星人 (@aaamojya) 2016年5月9日
梅の種の中身、親曰く「天神様」
— せきすず (@szk_0924) 2016年4月29日
食べられるから食べたけど、梅干だったせいでしょっぱかった(›´-`‹ ) pic.twitter.com/BtNRysDyCp
歯ネタといえば、こないだ梅干の中の天神様を食べようと種をかじってたら、見事に奥歯1本が縦に真っぷたつに割れてしまい、そりゃもうこの世の物とは思えない痛さでした。あげくに抜歯されて歯が一本なくなっちゃいました。梅干の天神様にはくれぐれも気をつけて下さい #owaraiplayoff
— わひて (@Bagooooon) 2016年3月22日
輪切りにした梅干の種と中の仁梅干しの種の仁(中身)を俗に天神様と言い、ってwikiええええ、えええええっえっえ〜〜♡天国DIO様〜!!!!!!!!!おいしい〜〜〜〜!!ぺろぺろぺろ〜〜!!
— すみ (@sumi_cow) 2015年12月1日