食べるととても強烈な臭いを発してしまうのがにんにくですが、栄養価も高く抗菌作用もあるすばらしい食材なのです。そんなにんにくは世界中で「魔除け」としても役に立っています。 にんにくで魔除けといえば誰もがまず「ドラキュラ」を頭に浮かべるでしょう。ドラキュラはにんにくを見せられると弱ってしまう理由は諸説ありますが、 臭いが強いのでドラキュラが嫌がる にんにくの持つ抗菌作用が魔除けになる などが有力なようです。食材の中でもきわめて臭いや抗菌作用が強いにんにくは世界中で魔除けとしてもつかわれているようですね。
日本の家庭でも昔からにんにくを吊るしています
日本でもにんにくは昔から魔除けとしてつかわれており、軒先や玄関先に吊るしておくとそのにんにくの強烈なパワーで邪気を追い払ってくれるといわれています。また、日本の一部の地域ではにんにくを玄関先につるしておくと金運がアップするというおまじないまで存在します。
もちろん収穫をしたにんにくを保存するために風通しの良い場所に吊るしておく目的もあるとは思いますが、そのような興味深い迷信もあったのですね。
仏教ではにんにくを食べることが禁じられている
精進料理ににんにくは使われません。肉類は命を奪うという理由から食されないのは有名ですが、なぜ畑から取れるにんにくも仏教とは食べないのでしょう。「五葷(ごくん)」という言葉あり、その五葷とはネギ、ニラ、にんにく、たまねぎ、ラッキョウという臭いの強い5種の野菜を指しています。
それらは臭いにより修行の集中力を妨げるので仏教では食べることを禁止しているのです。
さらにその五葷の中でももっとも臭いの強いにんにくを最も禁じており、にんにくの持つパワーの強さがうかがえます。
世界中で愛されているにんにく
臭いがいくらきつくても、あのおいしさは食欲を掻き立てるのでついつい食べてしまいます。世界中にもにんにくを使わない国は無いと思われるほど様々な料理に使われています。
ヨーロッパではかつて大流行した伝染病「ペスト」の感染がニンニクの抗菌作用によって弱まったことから今でもニンニクは魔除けや厄除けの効果があると信じられ、お守りにされたり食されたりしています。
ニンニクの臭いは消せないのか
おいしくて栄養価も高く、抗菌作用も強いにんにくですが、やはり食後の臭いがとても気になってしまいます。「日本以外の国では「レモン汁を飲むと良い」などといわれたりしていますが日本で有名な「牛乳を飲む」方が良いようです。
ニンニクの臭いの成分「アリシン」はたんぱく質と結合しやすいため牛乳が効果的なのですが、それでも完全に臭いは消えてくれません。
運動をしたり、ミントを食べたりと様々な方法があるのですがやはり完全に臭いを消すのは無理のようですね。
やはりニンニクのパワーは食材の中でトップクラスです。
■関連ツイート■
古来より、臭いの強いものは魔除けと相場が決まっている。 納豆、キムチ、干物、ニンニク、煙草なんかも当然それだ。
— もうねるお(淺賀 崇) (@DelioTYO) 2016年5月3日
?悪霊を寄せ付けない方法 ?悪い憑き物を落とす方法
これは簡単。2週間連続で「ニンニク3個食う」である。恐山近く(青森県)が、にんにくの産地、ピラミッドを作るために、ニンニクを食いまくったのは偶然ではない。「にんにくパワー」も当然にあるが、もう1つの効能は「魔除け」である。 — 龍汰 (@DragonLimit) 2016年2月28日
「ただいま」した瞬間から、魔除けかと突っ込みたくなるくらいニンニク臭い。 無駄に食欲湧くわ。
— YUI* (G子) (@K_Gco) 2015年5月21日
ヴァンパイアがニンニク嫌うのは、欧州では古くからニンニクは魔除けとして玄関とかに吊してたからじゃなかったっけ?疫病=悪魔の仕業と考えられてた時代もあったから、匂いや殺菌作用の強い物は魔除けとして利用されてたのかも。かもだけど。
— むにゃむにゃウーナ (@unaverarossa) 2014年11月7日