もともと四国八十八か所巡りは、真言宗の開祖である弘法大師空海が巡礼をしたお寺をめぐる「お遍路」と呼ばれる旅のことです。
全国から四国に人が集ってきていますが、四国以外にも八十八か所巡礼ができるところがあるのです。
それも関東や関西、中部や九州と全国各地に巡礼地はあるのです。
お遍路さんは四国じゃなくても手軽にできるので今まで遠いからと炎暑していた人も一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
八十八か所を巡ればきっと人生観が変わると思います。
関東にある八十八か所巡り
人工がもっとも集まっている関東地方ですが、ここにも一都六県にまたがり、八十八か所があるのです。群馬県高崎市の慈眼院から始まり、栃木県、茨城県、千葉県、神奈川県、東京都と関東をくまなく回り、最後は埼玉県熊谷市の歓喜院が88か所目になるという全長約1,500キロのお遍路さんになります。
歴史も長い伊豆八十八か所
静岡の伊豆地方にも八十八か所があり、熱海、伊東、下田、修善寺などをめぐるお遍路さんになります。江戸の末期から八十八か所巡りがあったと言われています。
温泉地が多いので、温泉で疲れを取りながら旅行感覚で巡ることができ、今ではバスツアーで巡礼できる企画もあるのでとても気軽に始められるお遍路さんと言えます。
関西地方にも八十八か所があります
関西地方のお遍路さんは「摂津国八十八か所」と呼ばれています。大阪府の北部地方と兵庫県南東部に寺院が集中しているので距離があまり長くなくとても回りやすいコースなのです。
自然豊かな山道ももちろんあるのですが、都会の歓楽街の中にある寺院も巡るというとても現代的なお遍路さんになります。
距離も四国のお遍路さんに比べてだいぶ短いのでお勧めです。
瀬戸内海にあるお初心者向けのお遍路
瀬戸内海にある島々には多くの八十八か所があり、1つの島で完結できるので距離が短くとてもお手軽にお遍路さんを体験できるので初心者にオススメです。岡山県に属する「神島(こうのしま)」の八十八ヶ所は全て巡っても29キロほどしかないので2日もあれば回れるとてもお手軽なお遍路さんです。
■関連ツイート■
四国八十八か所は知ってるけど、関東八十八か所があるのは知らなかったhttps://t.co/upzQg9J0tb
— A・ソーエ (@Aspergillussoja) 2016年1月19日
【連雀通りを歩く24】
— 青空に花満開 (@hanagamankaida) 2015年5月2日
連雀通りを西に向かって歩くと井口院。関東八十八か所霊場第70番札所、多摩新四国八十八か所霊場第3番札所。中野村・宝仙寺の第19世・清長和尚が、石神井村の井口八郎左衛門春重の助力で薬師如来を奉安したのが始まり。 pic.twitter.com/IhF3eaMD7J
@TERATABIST 江戸時代の人は徒歩で順礼したのですから、多忙や遠方は理由になりませんよね(^^) 再度挑戦したいところです。伊豆八十八か所も発願されたのですか!私も頑張らねば。八十八所もそうなのですが、実は伊豆横道三十三所観音霊場の開帳が来年なので、こちらを頑張ろうかと。
— 田島整@伊豆下田 (@wakeneko2005) 2014年10月20日
「咳をしても一人」の句でしられる大正期の自由律俳句の俳人、尾崎放哉は、鳥取県出身で放浪の後、小豆島に流れ着きました。小豆島は香川県の瀬戸内海に浮かぶ島で、島八十八か所というお遍路の霊場があります。放哉は霊場を守る庵の「庵主」として、人生を終える最期の8カ月を島で過ごし句を詠みます
— Saudade Books (@SaudadeBooks) 2013年10月21日