厄除け

【琉球風水】琉球風水の考え方【シンプル・開運】


風水には実に様々な流派があります。今回はいつも取り上げている「風水」とは違った「琉球風水」について、どのようなものなのか、まとめてみました。琉球=沖縄の風土や文化の中でオリジナルに発展した風水のことです。

歴史

8e8943fd4092a37b874c670b713424b6その歴史をたどっていくと、古く、琉球王国時代まで遡ります。昔から台風が多い地域であり、どのようにしていかにして気候や外敵から王朝を守るか…?中国から入ってきた風水をそのまま使うだけでは十分に国を守ることはできません。そこで、新たな知恵と工夫を盛り込んでいくことによって琉球独自の新しい風水学を確立したというわけです。
風水の基本・「背後に山があって、前方は広く開けて水に面していること。方角的には、背後が北側、前面が南側を向くのが良い。」太陽の方角や季節風の向き、台風の影響…等、沖縄ならではの気象条件を考慮した家づくりの知恵をミックスしたのが、「琉球風水」というわけです。ちなみに、琉球風水に基づいた家づくりで特徴的なのが、住宅の空間を左右に分けて使うということ。玄関正面には、魔除け効果のある「ヒンプン(目隠しのような壁)」を配し、右側には来客を招くためのパブリックスペースを。左側には家族が使うためのプライベートスペースを作る、というのが沖縄の住宅のスタンダードなのだとか。

沖縄と言えばシーサー?

ta_chikadena0102-img600x450-11815826661300-3_204シーサーと風水とは密接な関係があるようです。ご存知ない方も多いと思いますが、元々は中国で使われていたものなんだとか。「魔除け」の意味が込められている開運グッズの一つで、「家の守り神」としても重用されています。とりわけ、雄&雌のペアで配置するのが効果的。人間の世界でも守り神の世界でも、男女がペアでお互いを補い合ってこそ大切なものを守りきることができるといい伝えられています。細かいことですが、口を開けているほうが雄、口を閉じているほうが雌、なんだそうです。次回シーサーを見る機会があったら、チェックしてみてください。

シーサーの配置場所は?

compass1458898876置く場所は、通常は、玄関前や東北の鬼門方位に置くのが一般的なようです。ただ実際の風水的には、考え方がちょっと違いまして、お守りというよりも、実際の殺気(=邪気)に対して効果がなくてはいけません。先程も書いた通り、シーサーは家を殺気(=邪気)から守るために置きますので、地気や風気の乱れなどが入ってくる方向に置くのが、一番、風水効果を発揮してくれます。通常は番犬代わりということで、玄関前など家の外に置きますが、これはあくまで気持ちの問題!マンションなど玄関外に置けないなら、玄関に入った扉の内側でも何ら問題はありません。家の内側からみて、左がオス・口が開いている方、右がメス・口が閉じている方と配置します。
普通は、玄関を守るために、玄関の両脇に置きます。ベランダでしたら、ベランダの端と端に置いてください。

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まとめ

いかがでしたか?もしもシーサーをお持ちでしたら、ぜひこの方法で家に設置してみてください。家の雰囲気が和らぎ、ご家庭がホッとする空間に変わっていくと思います。

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