周易という占術をご存知でしょうか?
周易には64の「卦」というものがあります。易占い師はこの「卦」を引いて、出た卦によって運気を占うわけですが、これは適当に作られたものではなく、人生に役立つ様々な教訓が含まれています。
今日はこの中から一つをご紹介いたします。
乾為天という卦
画像は乾為天という卦の形です。もちろん形は覚えなくて結構です。
これは非常に勢いがあり、自信もある状態です。
その堂々としている様は、力強く天に登っていく龍を表しています。正にイケイケという感じですね!
これだけだと、この卦がでれば文句なく運気は良いようにも聞こえます。が、話はそう単純ではないのが周易の面白いところ。
勢いがありすぎるということ
確かに自信があることや、周りの物事が上手く進んでいるのは大変喜ばしいことです。
ただそういうときに、人は油断や慢心をします。
周りからの評価も上がっていることでしょう。ただそれによって、更に自分を大きく見せようとして大言壮語を吐いたり、我が強くなって話し方がキツくなったりしてしまうかもしれません。
懐具合がよくなって、ちょっとくらい良いかと思って、散財してしまうかもしれません。
そういった失敗というのは、なかなか自分では気づきにくいものです。そのときは自信があるがゆえに、自分には問題はないと思ってしまうのです。
乾為天は天に登っていく龍だと言いましたが、1人で登りすぎた空は、孤独なのです。
気持ちを大きく持とう
どうすれば自分のチャンスや自信を、問題なく活かしていけるのか
それには大きな器を持ち、謙虚な気持ちを忘れずにいることではないでしょうか。そして人を大切に。
自分の考えで間違いないと思っても、ちょっと立ち止まって友人や信頼できる人に相談することはとても有意義なことです。
相談された側も、不快な気分になることはないでしょう。むしろ頼られているんだという実感を得ることができ、その人との人間関係は更に良くなるはずです。
周易による開運とは、自身の状態を確認し、より良いものに変えていくことだと考えています。
自分に問題がなくなれば、自分の身に起こる出来事もより良いものになっていくのは自然なことですよね。
最後に
いかがでしたでしょうか?周易には様々な教訓がありますが、その一例を紹介させて頂きました。
2016年も始まりましたが、今年も皆様にとって幸多き日々となることをお祈りいたします。