皆様、オブリガードって耳にしたことがありますか。サッカーを好きな方でしたら、ご存知かも知りませんが、そうです!これ、ポルトガル語での「ありがとう」の意味。
ブラジルでも使われている言葉なんです。でも実は、この言葉には感謝に向けた深い意味も有るんですよ。今回はそんなオブリガードをヒントに、日々の開運を考えてみます。
オブリガードの本質的な意味!?
ポルトガル語で「ありがとう」はオブリガード(女性が言う場合はオブリガーダ)。
綴りとしてはobrigado(a)。こう書きます。英語がお得意な方なら察しがつくかもしれませんが、これは英語で言うところのobrigation(オブリゲイション)と関係があります。英語の意味としましては「義務」や「責任」を表し、場合により「債務」などのも含みます。
では、どうしてこのオブリゲイションが「ありがとう」に繋がるのかということですが、これは「私があなたに感謝をすべき責任をもっている」状態であることを意味しているのです。つまり、何かをしてもらったのだから、「私も当然それに対して報いるだけの何かをしないといけないわね」という「自身の責任の表明」ということでもあるんですね。
「感謝を忘れてはいけないこと」を自分自身にも言い聞かせながら、相手に対して「ちゃんとお返ししますからね」という表明をもって、「ありがとう」を伝えているということです。
ちなみに、音楽用語として出てくるイタリア語obbligato(オブリガート)は「助奏」という意味を持ち「省くことのできない旋律部分」といったようなことから、そこになければならない義務性や必然性が読み取れるのが興味深いところです。
日本語の「ありがとう」も再確認!!
これに対して、日本語の「ありがとう」は皆さんご存知のとおり「有り難い」が由来となり、「起こりにくいくらい貴重で価値があること」を本質に含んでいますよね。
「そんなことまで普通はしないのにそこまでしてくれるなんて…」といった感謝を込めて「ああ何て有り難い…」が習慣化され「ありがとう」ができたという具合です。
私たちは、普段そこまで感謝を込めて都度「ありがとう」と発言してはいないかもしれませんが、本質的な部分の言葉の成り立ちを知るだけでも、感謝することの意義を再発見できるような気がします。
言葉の由来が教えてくれる感謝の意味
このようなポルトガル語の「オブリガード」と日本語の「ありがとう」。言葉の由来は異なりつつも、私たちがここに見出すべきは「感謝の心と相手を思う気持ちの必要性」であり、また「その行為や出来事を忘れずに心に留めておくことの大切さ」だろうと思います。
万国共通、時代を超えて感謝やお返しの大切さを内在させる言葉たち。これが未来の扉を開いてくれる本質的な鍵であると、教えてくれている気がします。
オブリガード!心から感謝と恩返しを誓い、一つでも多く「ありがとう」を伝えてみましょう。
関連ツイート
幸せな人がやっている習慣らしいぞ。
・感謝を忘れない
・無暗に他人と比較しない
・人に優しく接する
・楽観的にとらえる
・人間関係を大事にする
・自分も他人も許す
・些細なことでも楽しむ
・大小に関係なく目標を持つ https://t.co/K5ko68DzCP
— リラックマのブラック雑学 (@jjppcc0623) 2016, 1月 11
obbligatoは音楽用語。対ad libitum
ポルトガル語はobrigado
日本語は「ありがとう」
こんがらがって来た。
— マサ 石川 (@masa_ishi_) 2014, 6月 8
今年は「難」が「有」ることを
「有難」うと言えるように
それは災や厄、最悪ではなく
「有難」いことだと
思えるように
感謝の気持ちを忘れないように
成長を続けていきたい
いつもそばにいてくれる人に
いつも応援してくれる人に
ありがとう
超えていこう
— Takuya (@LBM_Takuya) 2016, 1月 5
thank you◆謝謝◆너를 감사하십시요
◆dank u◆merci◆danke◆gracias◆Obrigado◆спасибо
◆ευχαριστώ◆世界中へ「ありがとうございます」 #prayforjapan
— えみ (@_lapingris) 2011, 3月 12
Obrigado(a) a você. こちらこそありがとう!
— ブラジルポルトガル語_口語bot (@portugues_jp) 2016, 1月 12
まとめ
いかがでしたでしょうか。言語が違っても言葉の成り立ちには、学び取るべき心があることがお分かりいただけたかと思います。
オブリガード!この言葉を覚えていただき、日々感謝と恩返しを増やしていけば、きっと想像以上の幸運が訪れるはずです。