「メヘンディ」って何?と思う方がほとんどだと思いますが、インドや中東では一般的なヘナという植物を使ったボディーペイントです。「ヘナタトゥー」とも言われます。
ヒンドゥー語で「ヘナで染める」という意味であるメヘンディは本場インドでは普段から身体に書いている人もいますが、結婚式などでは三日三晩書き続けるという事もあるようです。
ヘナという自然素材をつかって魔除けの模様を描くというとてもスピリチュアルな伝統文化がヘナタトゥーです。
メヘンディの材料「ヘナ」ってどんな植物?
ヘナはインドやエジプトなど乾燥した地域ではよく見られる高さ5メートル程の樹木です。そのヘナの葉を乾燥させて粉にして、水に溶くと緑かかった茶色っぽい染料になるのですが、体に着けるときれいなオレンジ色になって染まります。
その染料をケーキのクリームのように袋に入れ先を切りペンのようにして体に模様を描きます。
またヘナは染料以外にも育毛剤や肌荒れの予防、日焼け止めなど多目的に使用される植物なのです。
一度染まると10日ほど長持ちします。
メヘンディは自然素材ですが、一度体に書くと10日間くらいは消えません。染め始めは少し緑が買っているのですが、時間が経つにつれて鮮やかなオレンジ色になっていくという色の変化も愉しむことができます。
結婚式の時に腕や背中に模様を描くのが一般的なのですが、魔除けの効果が強いので妊婦さんの大きくなったお腹に描くという「マタニティ・メヘンディ」もインドでは一般的です。
無事に元気な子を授かるようにという祈りを込めてお腹に模様を描くのです。
日本や欧米でも「メヘンディ」が流行り出しています。
最近ではこの模様の美しさやエキゾチックなデザインから、欧米や日本でもメヘンディ・ヘナタトゥーは愛好者が増えています。ヘナの植物効果かもしれませんが、冷え性の予防にもなると言われており、日本の女性もこのメヘンディをファッションと冷え性予防の両方の目的で行っている人もいます。
古くはクレオパトラも使用していたと言われ、3000年以上も前から存在しているこのメヘンディ。
歴史が深く魔除け効果があるのもうなずけます。
本物のタトゥーではないので気軽にできます。
メヘンディ・ヘナタトゥーの素晴らしいところは、植物が原料なので身体に良いということとタトゥーと違って時間がたてば消えることです。さすがにまだタトゥーを入れるのには抵抗がある人も、これなら一度やってみたいと思えるのではないでしょうか?もちろん痛い思いもすることはありません。
いつもとは違うおしゃれができて、身体にもよく魔除けにもなるなんて素晴らしいと思いませんか?今なら日本国内にもメヘンディ専用のサロンや、ヨガ教室などで体験できるみたいです。
日本にもメヘンディをやってる人たくさんいます!
2日目の色 Stain#mehndi#henna#hennaart#hennatattoo #tattoo#art#design#japan#bodyart#メヘンディ#ヘナタトゥ… https://t.co/5zMEneV5P4 pic.twitter.com/1GPJxCRZ0t
— 結さん=mehndiの結染さん (@yuzen_mehndi) 2016年5月26日
5RTで手を晒す
— はくゆ (@rkhakuyu) 2016年5月25日
メヘンディ練習中な、手ですが
甲に大きいの描いてたんですが、失敗したので消した後が残ってるのは気にしない! pic.twitter.com/nyp2p2l1Fc
初メヘンディ!
— satoko. (@ArielMurai) 2016年5月24日
みんな腕貸してくれてありがとー!
もっと練習しまーす pic.twitter.com/DtznqjaYiL
私はメヘンディについて、ただ「消えるからいい」というより、「常に変化するからいい」と思っています。
— 幸恵◎ メヘンディ ヘナタトゥー 千葉 (@yukie0710bt) 2016年5月23日
変化するものだからこそできることについて、ブログを書きました。https://t.co/uQ2B1S1Abj#ヘナタトゥー pic.twitter.com/F9OzwWUuCK