人とのコミュニケーションは楽しい反面、難しい面もあります。
それは相手が家族でも同じこと。距離が近い分、遠慮がなくなり、知らず知らず関係を悪化させてしまうことも。
家族運をぐっとアップさせる「アゲ言葉」をご紹介します。
「ごめんなさいね」は先に言う
家族で衝突が起きた時、男性や親は、意地があるからなかなか謝れないもの。
誤解が原因なら尚更、あなたが先に「ごめんなさいね」とサラっと言ってあげましょう。
もちろん、あなたに非がないのは承知の上。この「ごめんなさいね」は、謝っているのではなく「もうノーサイド。仲直りしましょうよ」のサインとして使ってください。こうした強さと賢さをあなたがもてると家族はうまくいきます。
「お願い形」を活用する
たとえば棚の上にあるものを取ってほしい時。「ねえ、あれ取ってよ」は命令形ですが、「悪いけど、あれ取ってもらってもいい?」はお願い形。言葉尻をちょっとお願い形にするだけで、まろやかな印象になります。
命令されると人は拒否したくなりますが、「お願い」されるとついついやってあげたくなるものです。
言葉に花束を添える
家族だからこそ、つい本音が出ます。
時に意見がぶつかり合うこともあるでしょう。でも、固く心を閉ざしたくなった時ほど、言葉にあえて花束を添えてみませんか?
語尾を少しやわらかく、そして上げ気味にすることを意識してください。
そうすると、ほら、言葉に優しい花が感じられるでしょう?
人と人の関係は、先に許した方が勝ちです。人は誰もが弱さを抱いて生きています。だからこそ言葉に優しい花束を添えて、相手に届いてあげてください。
相手の逆鱗ポイントをチェック
「たいてい何を言われても大丈夫だけど、こんな風に言われるのは嫌」という逆鱗ポイント。
実は多くの人が持っています。
逆鱗ポイントが多いと、人間関係で傷ついた気持ちになることも多いでしょう。
家族の中でも、夫が、子供が、義親がどんな言葉に腹を立てるか、日ごろから少しずつチェックしてメモしておきましょう。これが案外、暮らしに役立ちます。そしてあなた自身に関しては、逆鱗ポイントを出来る限り減らしていく意識を持ってください。
些細な事でいらっとしないで済むようになれば、生活は自然と穏やかで幸せなものへと変わっていくからです。
相手の心の整頓を待つ
もし家族とのコミュニケーションで迷路に入りこんでしまったのなら、焦ってすぐに解決しようとせず、少し発想を変えてみることも大切。
「どうしてそんな言い方しかできないの?」と相手を責めるのではなく、相手が心の整理がつくのをそっと見守るのも大事なポイントです。
まとめ
以上のことを意識して、「言葉」という心と心の架け橋を、いっそう上手に使えるようになれば、日々がもっと充実し、生活に潤いとハリが出てあなたと家族の未来が輝き始めることでしょう。