子供の頃怪我をしたりお腹が痛いときなど親にさすってもらいながら「痛いの痛いの飛んでいけ」と言われた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
しかし昔に比べそれを子供にやる親が減ってきているのです。この「痛いの痛いの飛んでいけ」を親にしてもらって確かに安らいだ経験があるはずなのに、そのやってもらった子供が親の世代になると「現実的ではない」「薬を飲んだほうが効率的」という思いから「痛いの痛いの飛んでいけ」をやらなくなってしまっているのです。
ですが近年日本でこの「痛いの痛いの飛んでいけ」をすることは子供の痛みを本当に和らげる効果があると実証されたのです。
今再び注目されている「痛いの痛いの飛んでいけ」という親の行為、子供の健康面だけでなくコミュニケーションとしても役立つこの行為をもう一度見直して見ましょう。
世界中にある「痛いの痛いの飛んでいけ」
この「痛いの痛いの飛んでいけ」と親に行ってもらう行為は日本だけのものだと思ったら大間違いです。この行為はアメリカでもアジアでも世界中に存在するのです。
ちなみに英語では「PAIN PAIN GO AWAY」と言い、日本語の「痛いの痛いの飛んでいけ」とほぼ同じ意味になりますね。
そしてその言葉とともに必ず親が子供の痛い部分をさすりながら言うというのも全世界共通なのです。
特に伝えられたわけでもなく自然に発生したであろうこの行為ですが、世界中にあるというのがとても興味深いですね。
言葉とともに「さする」という行為が重要
「痛いの痛いの飛んでいけ」は必ず子供の患部をさすりながら言いますよね。この「さする」という行為がとても重要で、親に痛い部分をさすってもらうことで子供は親の愛情を再認識し、親に守ってもらっていると言う気持ちが痛みから来る不安をやわらげてくれるのです。
また人間は痛い部分を無意識にさすってしまう習性がありますが、この習性は痛んだ神経の回復を促進してくれる効果が医学的にも実証されており理にかなっているのです。
言葉による痛み緩和の効果について
世界中にある「痛いの痛いの飛んでいけ」という行為ですが、誰が最初に始めたのかは不明ですがこの「飛んでいけ」という言葉が痛みを緩和するために絶妙な効果があると言われています。まずは医者や家族が病人に対して「絶対に治るよ」と言い聞かせると治るスピードや確率が高くなるように、子供に「飛んでいけ」と言ってあげることによって想像力豊かな子供は痛みが飛んでいくと錯覚するのです。
さらに「飛んでいけ」と言うのと同時に親の手が離れれば子供はその手に気が行ってしまい痛みを忘れられると言われています。
子供の思い込む力は想像以上です。
医学用語で「プラシーボ効果」がというものがあるのをご存知でしょうか。聞きなれないこの「プラシーボ効果」とは別名「偽薬効果」と言われており、本来の病気の薬ではないものを投薬されても自分は正しい薬をもらっていると信じていれば身体が回復していくと言われている効果なのです。
この「思い込む力」と言うものは大人よりも子供のほうが何倍もつ良いと言われています。
「痛いの痛いの飛んでいけ」と言ってあげれば子供には効果絶大だと言えますね。
■他関連ツイート■
n:子役の女の子がちょっと怪我して痛そうだったから、気休めに「痛いの痛いの飛んでけ」って言ったら、向こうで翔ちゃんが「痛ってぇ!」ってひっくり返ってくれた。この人のこういう所が好きだなって思った。
— 磁石おふざけbot (@SN_ohuzake_bot) 2016年9月5日
マナとサラ
— AngelicSmile (@choku3chan) 2016年8月31日
親子喧嘩して。サー君の右目まぶた噛まれた?マナさん。膣炎とかで体調悪くて少し不穏気味?
大事な大事なサー君?痛いの痛いの飛んでけー?ママのつば塗ってたるならな。サー君? pic.twitter.com/J253QaVSMc
ちなみに痛いの痛いの飛んでけって言うだけじゃ効果はなくて、
— ゆる (@123yuru_) 2016年8月29日
飛んでけって言いながら頭を撫でてあげるのが正しいやり方らしい。
痛みより撫でてもらって安心する方が脳に届きやすいので、実際に痛みが和らぐんだとか。
子どもが怪我をしたとき、
— センリツ (@senritu_n) 2016年8月31日
「痛いの痛いの飛んでけー」
と言うわね。
これは催眠療法だから
一時的に本当に痛みを忘れさせる効果があるの。
言葉には魔法のような力があるのね♪
#センリツnbot